NeckCheckについて
ネット回線が遅い時、「回線が遅い」で終わらせず、原因が回線・建物配線・ルーター・Wi-Fi・LANケーブル・端末のどれかを絞り込む診断ツールです。1回の測定で断定せず、証拠を積み重ねて容疑者を絞ります。
このサイトの目的
速度テストサイトは世の中に多くありますが、そのほとんどは「下り 〇〇Mbps」と数字を出して終わりです。しかし本当に知りたいのは「なぜ遅いのか・何を変えれば改善するのか」です。NeckCheckは、複数の測定・事前情報・追試を組み合わせて原因(ボトルネック)を絞り込みます。
診断ロジックの誠実性ポリシー
ブラウザは物理層(LANケーブルの規格・NICのリンク速度・Wi-Fiの電波強度)を直接読めません。だから「1回の測定で確定」はできません。NeckCheckは以下を守ります:
- 確度は「確定 / 濃厚 / 疑い / 低」の4帯のみ — %表示はしません。擬似的な精度演出になるためです
- 「確定」は同じ判別テストが2回再現した時のみ — 1回だけの結果は「濃厚」止まりです。例外は、測定値と建物・契約の条件だけで物理的に断定できる場合(VDSL方式の建物で100Mbps天井=建物設備の上限/契約が100Mbpsプランで100Mbps天井=契約の上限)に限ります
- 全ての診断結論に根拠を列挙 — 例:「契約1Gbpsの有線接続で下り15Mbps(契約の約2%)」。根拠のない結論は表示しません。追試の回答は選択式なので、利用者が答えていない数値(実測していない倍率など)を根拠として書きません。「有線が2倍以上速かった(申告)」のように、答えられた粒度のままで記載します
- できない切り分けは正直に書く — 「わかること・わからないこと」を下記に明示しています
- 用途別の判定に独自基準を作らない — 結果画面の「この回線でできること」は、各サービス提供元が公表している必要速度をそのまま基準にしています(YouTube 4K UHD 20Mbps/Netflix 超高画質 15Mbps 以上/Zoom グループビデオ1080p 上り3.8Mbps・下り3.0Mbps/GeForce NOW 4K120FPS 45Mbps・遅延80ms未満)。カードごとに基準と出典を表示し、根拠をたどれるようにしています。公表値が存在しない領域(対戦ゲームの「快適なping」など)では基準を作らず、断定しません
- 測れなかった項目を推定値で埋めない — 負荷時遅延のサンプルが取れなかった場合などは「この回線では測定できませんでした」と表示し、判断材料からも外します。ばらつきについても、変動係数の大きさだけで「不安定」とは判定しません(速い回線ほど絶対値の振れ幅は大きくなるため)。落ち込んだ時の値が実用帯域を下回ったかどうかで判定します
- 広告は確度が高い(濃厚以上の)仮説に対応する商品だけ — 「疑い」以下では表示しません。診断の信頼性が本サイトの価値なので、未確定段階での商品押し付けはしません。解説ガイドの記事内では、「どの切り分け結果に当てはまった場合に検討する機器か」を明記したうえで掲載しています(記事内の機器リンクにはPR表記を付けています)
わかること・わからないこと
本サイトができないこと(誠実さの担保)
- ルーターとONUの完全分離はできません(ONU直結はPPPoE設定が必要で一般ユーザーには危険なため案内しません)
- ギガでリンクしているLANケーブルのCat5e/Cat6区別はできません(性能差が出ないため)
- ブラウザ測定の実効上限は約1〜2Gbps。10Gbps回線は測り切れません
- Wi-Fiの電波強度・周波数帯・チャンネル干渉はブラウザから読めないため、差分比較による推定です
- ISP(プロバイダ)名・接続方式(PPPoE / IPoE)の完全自動判別はできません(v1.5でRDAP対応予定)
検出できるボトルネックの例
- 100Mbpsリンク天井(SIG-LINK100) — 光回線契約なのにDL/UL両方が85〜96Mbps → VDSL方式かLAN機器のどこかが100BASE-TX
- 契約プランに対する速度不足(SIG-UNDERPERFORM) — 契約プランと接続方法から見て明らかに低い実測値(有線:10G契約で300Mbps未満/1G契約で200Mbps未満/200〜300M契約で120Mbps未満/100M契約で50Mbps未満、Wi-Fi:10G・1G契約で80Mbps未満/200〜300M契約で60Mbps未満/100M契約で25Mbps未満)→ 有線なら回線・混雑・ルーター、Wi-Fiなら電波区間を疑います。判定は契約プランと接続方法の両方に回答がある場合のみ行い、未回答なら根拠がないので判定しません(Wi-Fiは規格・距離・干渉で落ちるのが正常なため有線と別の下限を使います)
- 実測速度が低い(SIG-SLOW) — 上の契約比を判定する材料(契約プラン・接続方法)がそろっていない場合でも、下り30Mbps未満なら用途を選ばず不足しはじめる水準なので事実として提示します。ただし契約どおりなのか不足なのかは判定できないため容疑者への加点は行いません(根拠のない断定をしないため)。何の回答が足りないかを画面に明示します
- 事前質問の回答と実測の矛盾(SIG-PLAN-MISMATCH) — 契約プランの上限を2割以上超える実測が出た場合(例:100Mbpsプランと回答したのに300Mbps出ている)、回答の取り違えとして選び直しを促します。契約プランの回答は「100Mbps天井=契約上限が原因」と断定する根拠に使うため、食い違ったままだと誤診断につながるためです。回線側の問題ではないので容疑者への加点はせず、「健全」判定も妨げません
- 上りだけが極端に遅い(SIG-ASYM) — 有線接続で下りは出ているのに上りが下りの5分の1未満かつ100Mbps未満 → LANケーブルの片方向不良・ポート不良・機器の上り側制限を疑います。光回線は上下ほぼ対称が基本のためです(下り優先の非対称が正常なCATVは対象外、上下ともに落ちるWi-Fiも対象外)
- バッファブロート(SIG-BLOAT) — 負荷時遅延が無負荷時より大幅増 → ルーターのバッファ容量問題(Zoom途切れの主因)
- パケットロス(SIG-LOSS) — 判定ロジックは実装済みですが、現在パケットロスは測定していません(ブラウザ計測に必要なCloudflareのTURN認証情報が、speed.cloudflare.com 以外のサイトへ発行されないため。2026年7月実測)。ロスの数値が必要な場合は speed.cloudflare.com の併用をご案内しています
- Wi-Fi干渉(SIG-UNSTABLE / SIG-24G) — 変動係数増・ジッター大 → 2.4GHz接続や電波環境ノイズ
- PPPoE夜間混雑(SIG-V4ONLY + SIG-NIGHT) — IPv4のみ接続 + 夜間30%以上速度低下 → IPoE化で改善。夜間の比較は同じ接続方法どうしで、昼(10〜17時台)と夜(20時台〜0時台)の測定履歴が両方そろった時にだけ行います。IPv6到達性は「本サイトへの接続がIPv6で行われたか」をサーバー側で確認して判定します(IPアドレスは保存しません)。判定できなかった場合は「不可」ではなく「判定できず」と表示し、診断の根拠にも使いません
原因別の解説ガイド
診断で容疑者が絞れたあと、原因ごとの詳しい切り分け手順と対処法を解説ガイドにまとめています。いずれも「買い替えを勧める前に、費用ゼロで試せる切り分けを先に書く」方針で構成しています。
- 光回線なのに100Mbpsで頭打ち — VDSLかどうかを見分ける方法
- 速度は出るのにZoomやゲームが途切れる — バッファブロートの調べ方
- LANケーブルのCat5e / Cat6 / Cat6Aの違いと選び方
- Wi-Fi 6E・7は効果があるか — 2.4 / 5 / 6GHz帯の使い分け
- 夜だけ遅いならPPPoEの混雑を疑う — IPv6 IPoEとの違い
- ネット回線の速度はどれくらい必要?用途別の目安を公式値で確認する
- 回線速度の正しい測り方 — 測定値がブレる理由と条件のそろえ方
- Ping値・ジッターとは — 速度は出ているのに重い時に見る数字
- 上り(アップロード)だけ遅い時に疑うところ
測定エンジン
- @cloudflare/speedtest(MIT License)を主測定エンジンとして採用。Cloudflareのグローバルネットワークに対する測定で、精度・分散環境両面で高い信頼性があります
- ライブラリはビルド時に自前バンドル済み(CDN実行時読み込みなし)。ライブラリ更新はKappyが検証してから反映します
- 速度の代表値(中央値)とばらつきは同じ大きさの転送サンプルどうしで求めます。1回の転送が小さいほどTCPの立ち上がりで遅く出るため(実測:同一回線で1MB転送 232Mbps/100MB転送 1,551Mbps)、大きさの違うサンプルを混ぜると速度は実態より低く、ばらつきは実態より大きく出ます
- ndt7-js(M-Lab提供)による2系統照合はv1.5で実装予定
- 速度・遅延の測定通信は speed.cloudflare.com(Cloudflare edge)宛です。IPv6 到達性の判定のみ本サイト自身(/api/ipcheck)へ1回アクセスします。いずれも測定結果を第三者に送信することはありません(AIMログ機能は本サイトで無効化しています)
参考文献・データ出典
- 100BASE-TX の TCP実効上限(≈94Mbps):IEEE 802.3 標準
- バッファブロート等級:Waveform Bufferbloat Test の等級定義準拠
- Wi-Fi 干渉源・帯域選択:Wi-Fi Alliance ホワイトペーパー
- VDSL 建物設備上限:総務省「光回線集合住宅向け配線方式」資料
- 用途別の必要速度(結果画面の「この回線でできること」の判定基準):YouTube ヘルプ/Netflix ヘルプセンター/Zoom サポート「帯域幅要件」/NVIDIA GeForce NOW システム要件(2026年8月30日確認)
運営体制
RUNNING THE SITE
- 運営名義Kappy(個人運営)
- サイト開設2026年7月
- 運営方針独立系・広告収入以外のスポンサー無し
- 連絡方法お問い合わせフォーム
収益化について
NeckCheckは以下の方法で運営費を賄っています:
- Google AdSense — 広告配信に利用する場合があります(現在はページ内に広告ユニットを設置していません)
- Amazon アソシエイト — 診断結果に対応する機器、および解説ガイド記事内で該当する機器(Wi-Fiルーター・LANケーブル・メッシュWi-Fi 等)へのリンク(トラッキングタグ: kappy-neckcheck-22)
広告主・アフィリエイト先からの編集介入は一切ありません。診断ロジックは Kappy が独立に設計・維持しています。当サイトはAmazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
技術構成
- ホスティング:Cloudflare Pages
- フロントエンド:Vanilla HTML / CSS / JavaScript(フレームワーク不使用)
- 測定エンジン:@cloudflare/speedtest(バンドル済み・CDN読込なし)
- 測定履歴保存:ブラウザの localStorage のみ(サーバー側状態なし)
- アクセス解析:Cloudflare Web Analytics(Cookieレス・個人識別子なし)
プライバシー・規約
最終更新: 2026年7月31日
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